スペースオペラのトップ きよみのページ目次

こんにちわ 06年10月1日 きよみのページです。

 
 
 畠中さんの『若だんな』が最高に良くて、はまってます。前回読んだ物が2作目だったんで、今回もう一度読み直してます。こういう物は順序が違うと良くないので…。この先もこのシリーズに期待してまっす。

 マリーアントワネット物はたくさん持っていて、その中の和訳物。あんまり訳物は好きじゃないんだけど参考にはなるのかな? ま、ベルサイユのバラを知っていればいいのかな?

 
 

 

しゃばけ 畠中 恵/新潮文庫

 江戸有数の廻船問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

マリーアントワネット(上)/ 岩波文庫

 どこと言って非凡なところなどない人間に、歴史は大きな役割をふりあてることがある。虚名のみ高く、毀誉褒貶半ばするマリーアントワネット。ツワイク(1881-1942)はその生涯を、あるいは王家の寝所の秘事に、あるいは国民議会の緊迫した局面にと巧みな筆運びで追い、ひとりの平凡人に凝集する壮大な歴史のドラマを展開する。

マリーアントワネット(下)/ 岩波文庫

 革命の展開は急速である。王家はチュイルリー宮へ押し込められ、スパイがマリーの身辺にまでうろつく。こうなってみて初めてさとるのだった。自分が王妃として、マリア・テレサの娘として「後生という持続的な不屈なまなざし」の前に立たされたのだと。また圧倒的な力に押しつぶされぬためには、どうしても偉大でなければならぬのだと 。