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こんにちわ 06年6月1日 きよみのページです。

 
 
4TEEN【フォーティーン】石田衣良 いいよね。石田衣良さんっぽいっていうか、独特の少年の世界に浸れる。安心して読めるんですよね。こういう子供達が普通にいるかもっていう、その子供達を肯定も否定もしてなくて、あんまりそういうのは関係ない。ただ、この子達の世界をちょっと覗いてみるだけ、そんな感じで読めます。

家族会議 吉村達也 吉村さんの2冊目。読みながら、前に読んだ1冊目が気になって、そうそう、確かに前もこのパターンでこの人が死んじゃったんだよな、という不思議世界です。こちらが計画しているのに裏をかかれるというか。ま、前の方がちょっと怖かったけど、こちらは私も子どもがいたり、彼のお母さんがいたりで色々違う見方が出来て楽しかった。まだ、小さい子供達を残して絶対に死ねないよね。

クリスピー物語 ネスレ文庫 ネスレ文庫なんて聞かないけど、これはこの日の朝に期間限定で本屋では買えない本、お菓子屋さんで買う本、という感じで紹介されていたもの。お菓子はいらないけれど面白そうだな〜って購入したわけです。不思議なショートストーリー
にどれもはまりましたね。心が温まる話のオンパレード! もう、手に入らないかも。

13歳の黙示録/宗田理 再読。不思議な話なんですよね。自分の母親を殺した当時13歳と13歳の彼。続編を是非、待ってます。

別れてください/吉村達也 再読。やっぱり怖かった〜。

贅沢なお産/桜沢エリカ 再読。テレビで放映されると聞いてもう一度読んだ本。やっぱり何だかな〜。全てのお産を試して見ろよ! と言いたい。私は『総合病院』と『助産院』を経験しました。3人目があるなら自宅出産か? なんてね。

 
 

 

4TEEN【フォーティーン】石田衣良/新潮文庫

 東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない――。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長していく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。

家族会議 吉村達也/集英社文庫

 一家四人でしあわせに暮らしていた沢木孝は、ある日突然、妻の麻紀に先立たれる。幼い子供たちが哀れだと、義母の芳子が同居を申し出て、家事と育児を引き受けたが、その一年後、孝は若手の女性社員に求婚した。義母は激怒し、家族会議により婿の再婚計画を白紙に戻そうとする。だがそれでも「嫁」はやってきた。不幸であることこそ人生との異常な価値観をたずさえて!

クリスピー物語/ネスレ文庫

鈴木光司・大石圭・北野勇作・小林泰三・牧野修・森山東
 岐路に立つ男女、再会に交錯する思い。幼い日、一瞬手にしたあの忘れがたい感触。新居と弟をめぐる、哀しくも胸を打つ思い出。結婚に迷う男のささやかな願い。人里離れた屋敷に住む、奇妙な老人と少女。「生まれ変わりたい」との、妻の申し出に夫は。
 人生を変える別れと出逢い、日常に秘められた新たな予感を、六人の作家が書き下ろす!「殻を脱ぐ」をテーマとした六つのショートストーリー。

13歳の黙示録/宗田理 講談社文庫

 札付きの非行少年・幸雄の閉ざされた心に、中学教師の千佳は献身的に向き合おうとする。少年の内にあった驚くべき葛藤とは? そして周囲の心配通り、13歳の幸雄は千佳にナイフを向けた! 少年向けに物語を紡ぎ出してきた著者が世に問う「人を殺めることの重さ」。親も子も読みたい、胸に迫る感動の傑作!

宗田理 オフィシャル・ウェブ・サイト
ボクラ・コム http://bokura.com

別れてください/吉村達也 集英社文庫

 総務部人事課係長の石原滋が一目惚れした十一歳年下の妻瀬里は、フランス人形の如き美しさ。だが、表情に乏しく、夫との肉体的接触を嫌った。子供を作るときでさえも。耐えかねた滋は、部下の高田千絵と浮気をするが、それを察知した瀬里は、自殺騒動を起こし「別れてください」と懇願する。しかし、妻の行動に激怒した滋は、離婚を断固拒絶して自室に引きこもり、家庭内別居で対抗する・・・。

贅沢なお産/桜沢エリカ 新潮文庫

 30代の人気漫画家エリカは思いがけず妊娠、「お産」で悩むハメに。3分間診療、分娩台で仰向け、会陰切開など、病院出産は怖いことばかり。そんな彼女がたどり着いたのは「自宅出産」だった。ベテラン助産婦が付き添い、自宅で自然な姿勢で夫と一緒に産む悦び。この安心は、これぞ「贅沢」! エリカのエッセイとマンガで綴る体験的「極楽」出産記。2人目出産の書き下ろしマンガも収録。