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こんにちわ 06年3月15日 きよみのページです。

 
 
読書感想の前に一言。

『全館共用部分禁煙』
 私が働いている会社の建物の共用部分が全て『禁煙』になった。管理人が配布したプリントによると、金曜日に通達、土曜日から施行になっていた。ナント急な。しかしその5日前位に管理人がうちの社長にばったり会った時にこう言っていたらしい。「ウチの建物、全館禁煙にしますよ。おたくのお嬢さんからも言われましたよ」←みたいなことを言われたらしい。私がそのちょっと前に、掃除のお兄さんに言ったのは「エレベーター前でタバコを吸われると部屋の中まで匂って臭くなるみたいなんだけど、どうしたらいいですかね〜」だ。事実、エレベーター降りてすぐに部屋があって、エレベーター前の灰皿は掃除されていてもやっぱりそのあたりはいつもタバコ臭いのだ。そこで思い切ってお兄さんに話したら「じゃ、管理人に話してみます」と答えてくれたのが今回に発展したものらしい。
 私は灰皿を撤去して欲しいと言ってない。全館禁煙にしろとも言っていない。ここで吸われると、部屋の中まで臭くなるみたいだ。と話したのであって、灰皿の位置をエレベーター前でなく、向こうのはじっこへ移動でも良かったのかもしれない。ただ、『全館共用部分禁煙』になったのは私の一言がきっかけだったかもしれないが、そういう方向にあったのではないかと推測する。私の一言だけで事が動くとは到底思えないからだ。みんな思っていたけれど言えなかった。また、踏ん切りがつかなかった。タイミングでそう考えていた。等。
 私は案外『嫌煙家』らしい。そんなにひどくはない。飲み会の席でも我慢できるし、喫煙の子が来ても仕方なく吸わせる事が出来るくらいには柔らかいつもり。しかし、いつも思っていることは『喫煙者のマナーの悪さ』だ。こっちが嗅ぎたくもない臭いにおいを平気ではき続ける。吸い殻は道ばたには当たり前。我慢してきた『吸わない人』や『マナーの良い喫煙者』などが『○○区路上喫煙禁止』、『○○区歩行喫煙禁止』などではないだろうか。勿論、ポイ捨てなどのゴミ問題もある。しかし、タバコを吸う人が全て携帯灰皿を持参していたならどうだろう。ポイ捨てが無いだけでも『○○区路上喫煙禁止』にはならなかったかもしれない。喫煙者のマナーの悪さが自分の首を絞めているのではないか。
 これにより会社建物のエレベーターの前に設置されていた灰皿も撤去された。今朝は臭いにおいにとまどうことなく、部屋に入れた。

 

ゲームの名は誘拐 こういうのが、東野さんの持ち味って言うか、好きなところっていうか。読み終わった後に胸がキュンってなっていい感じなんです。ハラハラドキドキで巻き込まれていって、どんでん返しも絶対に裏切らない、っていうか、それ以上の隠し球を出してくれる。もしかしてこんなラスト?と思いながらも甘いラストは、誰も傷つけず、暖かく優しい。さすが!の一言。

 
 

 

ゲームの名は誘拐 東野圭吾/光文社文庫

 敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。