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こんにちわ 05年9月1日 きよみのページです。

 
 
●波のうえの魔術師 石田衣良
 投資家の話で、話は難しいかな?って思っていた。しかし、グイグイ引き込まれ石田ワールドにまたもやはまってしまった。株はちょっとだけわかる。全体の感じ、こんなんかなって。でも、きっと知らなくてもワクワクして読めると思う。青年が騙されているのかいないのか。青年は新しい未来に進む時にどんな風に老人を思ったのかな? たぶん色々なことが『ゼロ』になって、励んでいってると思う。開拓心のあるストーリーで楽しかった。

●スローグッドバイ 石田衣良
 石田衣良さんの短編集。どの恋もちょっと特別っぽい、でも、遠いことではなく、身近に感じられる。きっとストーリーよりも登場人物達のそれぞれの恋愛に対する気持ちが部分部分自分のしてきた恋愛と酷似しているからだろう。せつなさや臆病さ、あるいはだいたんさ。その形は違っても『気持ち』は同じかもね。

 
 

 

波のうえの魔術師 石田衣良/文春文庫

あの銀行を撃ち落とせ! 謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの〈おれ〉だった。マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。新世代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。

文春文庫 http://www.bunshunplaza.com

スローグッドバイ 石田衣良/集英社文庫

「涙をながさなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え(「スローグッドバイ」)など普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。

集英社文庫 http://www.shueisha.co.jp/index_h.html