スペースオペラのトップ きよみのページ目次

こんにちわ 05年5月15日 きよみのページです。

 
 
占いの話〜

 その兆候は連休明けからひどくなってきました。篤弥のストレス。まず、朝食を終える頃「お腹が痛い〜」と言うのです。うんこが出たいんじゃないの? よく噛んで食べたの? 等、始めはその位に考えていたのです。本人も学校へは行けると言うし、お腹が痛いと言っても、バタバタ騒いでいるので本当に痛いのかどうなのかも半信半疑だったんです。で、そのうちに夜の歯ぎしりがひどくなりまして。これはどうしたことかと思うほどに『ギリギリ、ガリガリ』続くんです。隣で寝ていて、こちらのアゴが痛くなってきそうな程でした。で、ネットで調べてみると『ストレスが原因の場合がある』と見、これではないかと思い始めたのです。朝の腹痛もストレスが原因だとすれば今、篤弥の中で物凄いことが起こっているのでは? では、何がそんなに彼を苦しめているのか? 学校・学童・家の中? 新しい環境に馴染めない何かがあるのか。本当に切なくなってきました。学童では普通に生活しているらしく、お医者様にも診て頂いたのですがお薬の必要はなく「大丈夫なんじゃない?」ということで様子見の日々。母や父に話を聞くも、的を得た話はなく、ストレスが原因という話さえ、私の思い過ごしではないかと言われましたが、私自身の中でこれは何かある、じゃあ、どうしたらいいのか が堂々巡りの中、誰に相談してもダメじゃないのかと思った時、『Hiroko先生の電話占い』が頭の中に浮かんできたんです。すがるというのではなく、『アドバイス』を受けるつもりという感じ。話を聞いてもらおう、そう思いました。緊張しました。本当に。留守番電話が流れた時には切ってしまおうかと思いました。しかし、私には他に作戦はないのです。子供のためと思い、自分に言い聞かせ2度目の留守番聞いた後、占い希望日時を残しました。
 Hiroko先生の声はこちらの緊張をほぐしてくれる作用があるのか、始めから自分の思い悩みをうち明けられました。電話前には何を話そうか。どう話そうか、どこまで話したらよいのか、そんなことばかり考えていたのですが、篤弥の様子がスラスラ説明できて(出来た様な気がする)占ってもらえました。Hiroko先生の話では『学校』がすぐに現れたようで、ストレスの原因が友達との関係にあるのではないかと言ってくださいました。何処に原因があるかわかれば、彼から学校の様子を聞き出しながら友達関係を探っていけます。占ってもらったのが水曜日。金曜日、篤弥は大荒れでした。週末、ギリギリの所まで来ていたのでしょうか。なだめながら少しずつ話を聞き出せました。やっぱり学校での、それも私も心当たりがある子が関わっていました。不思議なことに、私に話をしてくれたその夜、歯ぎしりがほとんどありませんでした。私に話せたことで少し、気が楽になったのでしょうか。早急に手を打たなければ篤弥が大変なことになってしまう。来週後半に家庭訪問があるけれど、それまで待てるか、その前に手を打った方がいいのか。私の頭はまた、パニックになっていきました。そんな土曜日、運良く担任の先生から電話がかかっていたんです。すぐに私の話を聞いてくださいました。
 たぶん、篤弥の歯ぎしりも、朝の腹痛も無くなると思います。
 タイミングという言葉が大好きなんですが、本当に良いタイミングで『Hiroko先生』に占って頂けて、また篤弥から話を聞くことが出来たことから担任の先生にお話しできた軌跡、Hiroko先生の占いって、そういう作用があるのかしら? 奇跡のタイミング。本当に不思議な週末でした。 Hiroko先生、ありがとうございました。

●ウィンクで乾杯/東野圭吾
 やっぱり暖かなラストに心温まりました。ミステリーって後味が大事ですよね。読んでいる最中はやっぱり殺しだ殺されだの嫌なモノです。主人公が巻き添えにあって、嫌だなイヤだなって。でも、犯人が違うところから出てきてくれて、本当に優しい話でした。

 
 

 

ウィンクで乾杯/東野圭吾 詳伝社文庫

パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルで客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた! 現場は完全な密室、警察は自殺だと言うが・・・。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた・・・。誰が、なぜ、何のために・・・!? ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作!。

詳伝社文庫 http://www.shodensha.co.jp/