スペースオペラのトップ きよみのページ目次

こんにちわ 05年3月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページでは『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

 私の家(嫁の立場なので私のモノではないのですが、彼のお母さんの家に住まわせて頂いている)は路地沿いでなく、そのお宅(仮にMさん)の脇を入って、つまり奥に入っているのですが。さて、そんなある日、その細い路地の入口にどでかいうんこが立っていた。その位置を正確に言い表せるだろうか。正確に言うならうんこが立っていた場所は路地にというよりも路地を挟んだ私の家の向かえにあたるHさん宅の壁沿いで、誰の持ち物かという話になれば当然Hさん宅のうんこということになろう(と思うのですが)。しかし、Hさんは自分ちの真後ろの敷地の外にうんこが立っているとは思わないだろう。知っているとしてもほっておいて何の支障もない。支障があるのはその路地を通らなければ我が家に入れない私んちと目の前に落ちているうんこに一番近いMさん宅ではないだろうか。Mさん宅の子どもが遊ぶ場所に落ちていれば拾うかな?という思惑は見事に外れ、3日位たっていたか、一向に拾われることのないうんこは雨にも負けず風にも負けず雪にも・・というわけで、風の強い日にどうも玄関先が臭うような気になってきた。風向きがね。そっちから入ってくるものだからさ。で、私が拾いました。別に誰がどうということではないのですが、目の前にうんこが落ちていても一向に気にならない精神が不思議と言いたいのと、やっぱり私が拾ったなという予想が当たってしまったこと。いやいや、皆さん。自分が連れているモノのうんこはしっかり拾って帰ってくれよん。
 ということで近所づきあいはムズカシイモノです。「おたくんちの前にうんこが落ちてますよ」って教えても変だし、もしや気づいていて気づかないふりなのかも。「おたくんちの後ろにうんこが落ちてますよ」って言っても自分から見えない場所の始末までするとは思えない。やっぱり私の役目でしたね。

●火の粉/雫井脩介
 近所づきあいも程々に。当たり障りなく生活していけばいいのか? 隣家に『変人』が越してきたら? この場合は殺人鬼なわけですが、いや〜、やっぱり嫁の立場はムズカシイものです。すっごく清々したのはダンナが痛手を負ったこと。それ見ろ。って感じで気持ちよかった。すっきり〜でした。それ以外は本当に怖かったです。テレビで放映と聞き、読んだことあると自分のHPをチェックしたら載せるのを忘れていた。ああ、テレビ放映は見てないです。

●愛すればこそ・・・/林真理子
 随分前の『林真理子さん節』ですね。今現在の林さんの『これ』を読んでみたい。30歳ちょいすぎ、当時の自分もそんなんだったかな? やっぱり女性の30歳は大きな壁だもんね。私は20歳代は随分遊んだかな〜。勿論仕事も頑張ってたけどね。30歳代は出産と子育て。勿論仕事もだけど。さてさて、目の前にうっすら近づいてきた40歳。どんな生活が待っているか楽しみなのです。子どもも手がかからなくなってきて、自分のためにもう少し時間が欲しいかな。

 
 

 

火の粉/雫井脩介 幻冬舎文庫

「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・竹内真伍が越してきた。愛嬌のある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い・・・。竹内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む。しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こり・・・。
最後まで読者の予想を裏切り続ける驚愕の犯罪小説!。

幻冬舎文庫 http://www.gentosha.co.jp/

愛すればこそ・・・/林真理子 文春文庫

おんな齢三十ともなれば、美男子を見かけたって簡単には声がかけられない。ロマンスを求めて旅に出れば、列車の座席の隣りはよりによってプロレスラーのような男。妄想に現実がついていかないのが私の悲劇なの―。恋愛、仕事、旅、グルメなど軽妙なタッチでつづる「週刊文春」連載の好評エッセイ集第二弾!。

文春文庫 http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)