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●魚の棲む城 平岩弓枝 平岩弓枝さんの歴史小説。格好良すぎてつまんないかな。ただ、格好良すぎるからあんまり心配せず、安心して読んでいけるというところもある。主人公の『男』というヒーローは自分の我が道を正しく着実に進んでいく。その勇ましさにはまわりの幼馴染みの友人達の力が大きい。読み切れるかなと心配しながらだったけれどさすが平岩弓枝さん、面白さに惹かれ読み終えてしまいました。しかし、格好良すぎだよ。
魚の棲む城 平岩弓枝/新潮文庫 類い希な美貌と才能に恵まれ、夢と志に向かってたゆまず努力を続けた男、田沼意次。出会った者は皆その魅力に取り囲まれ、身を捧げる。幼馴染みの龍介は喜んでその富と命を預け、お北はなさぬ仲と知りながら密かに二世の契りを誓った。広く世界に目を向け、崩壊必至の幕府財政の建て直しを目指して政敵松平定信との死闘を繰り広げる、田沼意次のりりしい姿を描く。清々しい歴史小説。 新潮文庫 http://www.shinchosha.co.jp/bunko/
類い希な美貌と才能に恵まれ、夢と志に向かってたゆまず努力を続けた男、田沼意次。出会った者は皆その魅力に取り囲まれ、身を捧げる。幼馴染みの龍介は喜んでその富と命を預け、お北はなさぬ仲と知りながら密かに二世の契りを誓った。広く世界に目を向け、崩壊必至の幕府財政の建て直しを目指して政敵松平定信との死闘を繰り広げる、田沼意次のりりしい姿を描く。清々しい歴史小説。
新潮文庫 http://www.shinchosha.co.jp/bunko/