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こんにちわ 04年9月15日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

●19歳〜一家四人惨殺犯の告白 永瀬準介/角川文庫
 怖いのに、止められない。逆に本を閉じるのが怖くなる。その凄まじい惨殺事件が本当にあったことだと思うとまた恐ろしい。どうしたらこんなふうに育っちゃうのかな。同じ両親から生まれた弟は全く別人格。そうなると『血』ということだけでは片づけられないのか。どこでどう狂っていってしまうのか。環境が一番大きい問題なのか。取り巻く人たちにも大きく影響されるだろうし。ニュースでも『謝罪の言葉が聞かれない』など聞くけれど、本当に悪いと思っていないのか。精神鑑定だけでは片づけられず、即、死刑で片づけられる物ではないし、どこに問題があるのだろう。

●有名人志願 家田荘子/光文社
 女優になりたくて、その路線に乗っていると信じたくて『キャバクラ』で働く、AVの仕事をする・・・。違うような気がするけれど、彼女たちはそう思っていないらしい。でも、何か違うぞ、何か違うぞと思いながらの毎日であることは確かだ。自分のなりたい物になっていないから。テレビに出てくる『シンデレラ』は私だ。と思いたいだろう。そうなりたいだろう。しかし、夢と現実のギャップに苦しんでいる。たぶん、この本に出てくる誰一人として、自分の夢を果たせる人はいないんじゃないか、そんな感想をもってしまった。夢への挑戦の難しさがあるからだ。
自分の子供達が将来「○○になりたい」と強く願った時に何か力になってやれることはあるだろうか。ふとそんなことも考えてしまった。子供を信じるというのも難しいな〜、自分も家出同然に実家を飛び出してきちゃったからな〜。えへへへ。

 
 

 

19歳〜一家四人惨殺犯の告白 永瀬準介/角川文庫

92年、千葉県市川市でひと晩に一家四人が惨殺される事件が発生。現行犯で逮捕されたのは、19歳の少年だった。殺人を「鰻を捌くより簡単」と嘯くこの男は、どのようにして凶行へと走ったのか? 暴力と増悪に塗り込められた少年の生い立ち、事件までの行動と死刑確定までの道のりを、面会と書簡を通じて丹念に辿る著者。そこで見えた荒涼たる少年の心の闇とは・・・。
人間存在の極北に迫った、衝撃の事件ノンフィクション!。

角川文庫 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/

有名人志願 家田荘子/光文社

 彼女たちの生き方、夢のつかみ方
 業界人と知り合うため、キャバクラで働く歌手志望。プロ野球選手の妻になって注目されたい追っかけギャル。デビューのため、ギャラ無しでヌードになるタレント・・・etc。なぜ、彼女たちは有名になりたいのか? 自らも女優志願だったという著者が、失敗し、悩み、もがきながらも、前向きに生きる女の子たちの「今」を追った迫真のレポート!。

光文社文庫 http://www.kobunsha.com