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こんにちわ 04年9月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

●デビルマン
 デビルマンといえばあの永井豪さんのデビルマンだ。なんか燃える〜!!。当時私は小学生だった。その頃は『明』くんが『美樹』ちゃんのことを大好きで、彼女を守るために「デービ〜ル」と言って変身して『デーモン』と闘う、そんな明くんが大好きだった私。将来男の子と女の子を産んで『明』と『美樹』と名付けよう、なんて勝手に妄想していたくらいだ。しばらくのち、デビルマンの小説と出会う。読みながら本当に怖かった。美樹ちゃん一家が魔女狩りにあうシーンなんて心の中で助けを求めて(誰にだ?)、ヒロインの美樹ちゃんが殺されちゃうなんて本当に信じられなかったよ〜。それも人間にだ。恐ろしい。ラストはナントデビルマンまで死んじゃう〜!!本当かよ!ゴウゴウ泣きながら読みふけった記憶があるこの『デビルマン』だ。デビルマンの番外編コミックというのもあって、ヒトラーやマリー・アントワネットに悪魔がとりつき、それを明と了がその時代へ行き、悪魔を退治する。そんなストーリーだった。そのコミックのラストに、小説デビルマンのラストがくっついていて、明と了が闘うんじゃなかったかな。小説では凄まじい闘いシーンだったけれど、コミックでは見開きで、というお粗末な感じに二人の闘いはもっと凄かったのよ〜!!と心の中で叫んだ覚えがあります。さて、久しぶりに引っ張り出してみようかな。10/9公開『デビルマン』→http://www.devilmanthemovie.jp/

●王妃の館/浅田次郎
 この作品、読み始めはどんなドタバタかと思っていました。しかし、読み進めていくうちに『太陽王・ルイ14世』の世界と現代のパリの姿がリアルに浮き彫りになり、人間の真の『強さ』や『美しさ』に触れていく。テロや自衛隊派遣の問題がある今こそ読むべきお話しではないかしら。

 
 

 

王妃の館(上)/浅田次郎 集英社文庫

パリはヴォージュひろばの片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて・・・。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。

集英社文庫 http://www.shueisha.co.jp/bunko/

王妃の館(下)/浅田次郎 集英社文庫

ひと癖もふた癖もある「光」と「影」のツアーメンバーたちは、ドタバタ騒ぎとニアミスをくりかえしながらも、それぞれのパリの旅を楽しんでいた−かに思えたが、ついにツアーの二重売りがバレそうになって、さあ大変。さらに「王妃の館」に秘められた太陽王・ルイ十四世の愛の行方をからめて、物語は十七世紀と現代とを縦横無尽に駆けめぐる。思いっきり笑って泣いて、ついに感動の大団円。

集英社文庫 http://www.shueisha.co.jp/bunko/