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こんにちわ 04年4月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

 読み終えてすっきりした気持ちに。下巻途中を過ぎた頃から「おお、いいぞ」とワクワクした気持ちになってきて、正しく生きていれば救われるんだな〜と実感。何を持って正しいか、それは私的には自分の信念とでも言おうかな。亮子の夫は打算的で私の目からは正しく生きているとは言い難い。生い立ちがどうであれ、自分の妻にも彼女の方にも誠意が感じられない接し方には読んでいて腹が立ってくる。亮子は紬を愛することによって店と寄り添えるが、生きがいになっていってる。夫の両親の面倒を見ながら彼の実家を継いでいる姿は並大抵でできることではない。妻の立場から女としての立場から見ても素敵に生きていると思う。右子にもそんな風にいきてもらいたい。

 御宿かわせみは五巻に。これってNHKテレビでやっているんですね。見ていないのでそちらの感想は言えないのですが、増刷版に突入しちゃったようで裏表紙の説明文が寂しい感じに。・・・始めの頃からだからなのか、女主人るいがどうも鼻につくようになってきた。こんな女性だったかな〜。ま、もうちょっと読み進めたいです。

 
 

 

女の気持ち(上)/平岩弓枝 中公文庫

女には女だけが知っている女の気持ちがある―。
手織紬の老舗ののれんをまもる美貌の女主人亮子。遠く離れた夫と、屈折した愛を抱く男たち。滅びゆく日本美の伝統を女のいのちで温める女をめぐる恋愛長篇。

中公文庫 http://www.chuko.co.jp/bunko/

女の気持ち(下)/平岩弓枝 中公文庫

女には女だけが知っている女の気持ちがある―。
落魄した夫にふと心が歩みよる亮子。雪にさらして汚れをおとす小千谷縮のように人生をやり直したい利枝子。女心のたゆたいを描いた傑作。

中公文庫 http://www.chuko.co.jp/bunko/

幽霊探し 御宿かわせみ(五)/平岩弓枝 文春文庫

NHKテレビでもおなじみの『御宿かわせみ』シリーズの第五巻は恋ふたたび・奥女中の死・川のほとり・幽霊殺し・源三郎の恋・秋色佃島・三つ橋渡ったの七篇を収録。美人でおきゃんで人情もろい“かわせみ”の女主人るい、恋人で剣の達人・神林東吾、親友の畝源三郎同心の名トリオで、江戸情緒ゆたかに展開される楽しい捕物帳。

文春文庫 http://www.bunshunplaza.com