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こんにちわ 04年3月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

 嘘をもうひとつだけ 久々東野圭吾様よ〜。短篇集で読みやすい。いくつかの作品はテレビドラマ化されていて、読みながら『あ、これやってたの見たな〜、どんなんだっけ?』なんて思いながら。テレビよりも本の方が、加害者と加賀刑事とのやりとりの中の微妙な具合が読めるようで楽しい。例えば夫婦って暴力をふるわれなくてもちょっとしたことで別れたいと思うようなこともあるけれど、テレビでは別れたいと視聴者にわからせるために暴力亭主だったりする。ま、この夫婦の場合は手を挙げる暴力ではなかったけど言葉の暴力っていうのはあっただろうな。どの作品も読み応えバッチリ。あっという間に読めてしまってその興奮のまま2度目の『天使の耳』に走りました。

 天使の耳 前回2001年10月15日の更新時に記録が残っています。今回2度目になりますがやはり楽しかった。車って、乗れば車側の立場になってしまうものなんですよね。これを読むとなんだかすっきりするんです。自分の変わりに『仕返し』してもらっているみたいで。別に何かされたとかっていうんではないんですがやっぱり車に対しての弱者は人なわけだし、そう考えると弱い物の味方本って感じですよ。

 
 

 

嘘をもうひとつだけ/東野圭吾 講談社文庫

 バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが・・・。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

東野圭吾ホームページ http://www.keigo-book.com/

天使の耳/東野圭吾 講談社文庫

 深夜の交差点で衝突事故が発生。信号無視したのはどちらの車か!?死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべき方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリー。

東野圭吾ホームページ http://www.keigo-book.com/