ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。
結婚詐欺師 本当に面白かった。女性をだましていく様子が書かれていて、本当にこんなんでだまされちゃうかなって思いながら読んでいたけれど、心のちょっとした隙間に入り込んでしまうんではないだろうか。仕事をしながら結婚もしないでこのままこうして年をとっていくのかな〜なんて結婚を意識する年頃の女性。彼女の結婚資金にって貯めたお金を狙って。また、未亡人のアパートやマンションを狙って、言葉匠に近づき少しずつお金を出させる。出すかな〜?って考えているのは客観的に見てるから。もし、その場になったらわからないのかな?でも、お金の切れ目は縁の切れ目じゃないけど、お金は貸したくないな。貸すならあげるつもりで出すな。だから結婚詐欺師なんかに自分では引っかからないつもりだけど、どうかな?。
赤い月 映画化で話題になっているのでどんなもんかと思い、手に取ってみました。前回の『なかにし礼』作品と一緒に購入したのでそれつながりだったのですが。戦争時代のことは全く知らないので、これを読んで、なるほどと思うところがありました。『満州』『残留』『孤児』という言葉など、こういうことなのか〜という理解。同時に日本人って、自分たち日本人に対しても汚い裏切り行為をするんだなということ。ま、今の政治なんか見ていても裏切られていることもありますが、戦争時代の汚さって『戦争』ってだけで許されちゃうような歪さがある気がする。『戦争』ってだけで正当化されちゃうような。なかにし礼さんは本当に帰ってこられてラッキーな人だなって思った。帰って来れなかった人や、子供を置いてきてしまった人、帰れなかった人、色々な人の運命を考えるとやっぱり戦争って正しくないと思う。