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こんにちわ 03年12月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介や独り言もときにはぼやいています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

 半村良さんて、SFのイメージが強く、その作品なら読んだことがあったのですが時代小説とは・・・。長屋に住む人々が生き生きとかかれていて、楽しく読めました。もう一度SFも読んでみたい気分になりました。

 林真理子さんは常連ですね。男性が主人公でその男性心理が「ほほ〜」と思いました。何か、東野さんの作品を読んでいるような錯覚に時々戸惑いがあったのは私だけかも。2回の離婚を経験し、3回目の結婚に・・・。好きな結末ですね。いつもながら女性が強く生きていく姿は清々しいです。

 
 

 

かかし長屋/半村良 集英社文庫

棟梁に褒められ有頂天になる大工、盗賊としての過去を隠した扇職人、対人恐怖症で五千石を棒に振った旗本の次男坊、玉の輿に乗る娘など、この江戸下町の長屋にはさまざまな人たちが暮らす。そして彼らを助ける証源寺の住職忍専。ふりかかる事件にも自分たちの知恵で切り抜けていく。そんな長屋住人たちを闊達な筆で描きだす人情時代小説。第六回柴田連三郎受賞作。

集英社文庫 http://www.shueisha.co.jp/bunko/

ミスキャスト/林真理子 講談社文庫

「今日も奥さん、仕事っていって出かけたでしょう。でも違いますよ。男の方がどうしても会いたいって言ってきたからですよ」突然かかってきた電話から、妻・典子に不倫の疑いを抱く原岡。が、そんな彼は会社の同僚、元妻の姪という二人の女性と逢瀬を重ねていた。深みにはまってゆく男と女たちの行方は―。

講談社文庫 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/