こんにちわ 12月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

はやぶさ新八御用帳(十)幽霊屋敷の女/平岩弓枝。はやぶさシリーズの新作。東吾様シリーズとちょっとだぶっていて、私的には東吾様シリーズの方がなじめるかな。ま、シリーズの本数も違うしね。でも、時代物ってやっぱり好きですよ。

しゃくなげの里殺人事件(赤かぶ検事奮戦記)/和久俊三。初めてかな。和久俊三さんの作品。ギャグっぽい会話で進められているので、笑っていいのかな? それともこういう会話が日常なのかと考えてしまうくらいだった。読みやすいことは読みやすいです。死体が出てきても笑いがおこってしまうような不謹慎な? いやいや、楽しく読ませてもらいました。ストーリーも「およ?」って思わせてくれて。お気軽探偵物ってことが発見です。

躯(からだ)/乃南アサ。乃南さんのこういう「ホラー」って好きです。人体に関連した物が得意でしょうか。その心理にこれでもかこれでもかってグサグサささっていく「痛い」ような恐怖。ちょっと特有ですよね。他にも何冊か「ホラー」作品がある様子。ちょっと読んでみたいです。

 
 

 

はやぶさ新八御用帳(十)幽霊屋敷の女/平岩弓枝 講談社文庫

江戸に大雪が積もった日、北町奉行所に届いた毒入りの雪見見舞い酒を飲んで三人が死んだ。翌朝には、将軍の側近である水野出羽守の屋敷前に、切腹死体を封じ込めた巨大雪達磨が、何者かによって置かれる・・・。町を覆う不穏な噂に、心優しき内与力、隼新八郎が立ち向かう。表題作他全六編を収録した好評第十集。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/

しゃくなげの里殺人事件(赤かぶ検事奮戦記)/和久俊三 徳間文庫

「こうなったら夫を殺すしかないわ」薬品会社社長夫人・華江と社員の北浦は、禁断の不倫関係にあった。ついに二人は完全犯罪をもくろみ、筋書どおりに社長の死体が、しゃくなげの群れ咲く滋賀の谷で発見された。ところが、捜査線上に浮かんだ二人は当日現場へは行っていなかったのだ。捜査陣の混乱に追打ちをかけるように、やがて第二の殺人が・・・。はたして二人は無実なのか?赤かぶ検事の冴え渡る名推理!。

和久俊三ホームページ
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/akakabu/

躯(からだ)/乃南アサ 文春文庫

お臍の整形手術を娘にせがまれた母親。女性の膝に異常に興奮する中年サラリーマン。頭髪を気にして怪しい育毛剤に手を出した青年。「アヒルのようなお尻」と言われた女子高校生。顎を殴ることに魅入られたプータロー。日常が一瞬にして非日常に激変する「怖さ」を描いた新感覚ホラー小説集。あなたの躯が静かな復讐を始める。

http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)