こんにちわ 11月15日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

信長〜あるいは戴冠せるアンドロギュヌス/宇月原晴明。信長が両性具有って、面白そうだな〜って。そういう説もなんとなく「ほほう〜」と思える私って変かな。信長好きの私ですが、この作品はこれで面白かった。難しいところと面白いところと交互に読んでいる感じ。信長の話、楽しかったよ。

別れてください/吉村達也。ラストは本当にちょっと想像つかなかったな。人形としての妻ならではの発想だったのかな。なかなか面白く読めて、ラストが良くできてたかな〜。女は怖いと改めて思ったよ。前半も読みやすかったし、ちょっとオドロオドロしいところもあって妊婦にはきつかったけどお気軽に読めますよ。

月の光[ルナティック]/花村萬月。ハードボイルドっていえば、私の中では『景山民夫』さんなのだ。花村萬月さんって名前がいいな〜って理由だけで読んでみたい一人だったのですが、ハードボイルドとは・・・。宗教関係の話も、ま、似たような感覚で読めて楽しかった。宗教って反対じゃないけど、自らが神・洗脳・寄付など問題があるってところ。もう何作か読んでみたいな。

 
 

 

信長〜あるいは戴冠せるアンドロギュヌス/宇月原晴明 新潮文庫

1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。そして口伝によれば、信長は両性具有であった、と・・・。ナチ台頭期のベルリンと戦国時代の日本を舞台に、伝承に語られた信長の謎が次々と解き明かされて行く。第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

別れてください/吉村達也 集英社文庫

総務部人事課係長の石原滋が一目惚れした十一歳年下の妻瀬里は、フランス人形の如き美しさ。だが、表情に乏しく、夫との肉体的接触を嫌った。子供を作るときでさえも。耐えかねた滋は、部下の高田千絵と浮気をするが、それを察知した瀬里は、自殺騒動を起こし「別れてください」と懇願する。しかし、妻の行動に激怒した滋は、離婚を断固拒絶して自室に引きこもり、家庭内別居で対抗する・・・。

http://www.shueisha.co.jp/bunko/

月の光[ルナティック]/花村萬月 文春文庫

排気量2000ccの改造バイクを愛する売れない物書きのジョー。新興宗教団体に麻薬で縛られた知人を助けるため、絶世の美女にして空手の有段者である律子とともに、東京から丹後半島までバイクで駆け抜け、教祖と対峙する。性と麻薬と宗教を描いた長篇ハードボイルド。この作品が書かれたあとに、オウム真理教の事件が起きた。

http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)