こんにちわ 9月15日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

女のそろばん/平岩弓枝。女性の計算がたくさん出てきて面白く読めた。ん!この女性も!とみんなが計算していくスリルがたまらない。ラストもおぉ〜!という楽しさだったし。運命に流されて生きていく中で強く、たくましい姿が読んでいて引きつけられる。女性のためのバイブル的な物語と言ってもいいんじゃないかな。変にお説教ぽいより女性の凄さを感じたぞ。

王妃マリー・アントワネット(上・下)/遠藤周作。アントワネットの色々な顔。書く人によって様々な顔が映し出される。今回思ったのは、この人って旦那様一途な人だったんだなってこと。本当のことなどわからないけれど、もっと遊び人かと思った。当時はあまり派手に遊べなかったのかな。フェルセンともプラトニックとの話で進められていて、美しく心に残っていく。下巻はアントワネットが死刑にされるまでがたんたんと綴られていて、華やかな遊び人というイメージよりは可愛そうな女性という感じだったな。

 
 

 

女のそろばん/平岩弓枝 集英社文庫

小野寺コンツェルン会長の孫息子小野寺浩一は、大都銀行頭取の娘洋子と結婚した直後、スチュワーデスの早苗と知り合い、激しい恋に陥った。だが早苗には、小野寺会長がかつて秘書に生ませた子という出生の秘密があった。きまぐれな愛の女神に翻弄される二人の恋の行方は・・・。大財閥家にくりひろげられる生憎のドラマを華麗に描く野心作。

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王妃マリー・アントワネット 上 /遠藤周作 新潮文庫

美しいブロンドの髪とあどけない瞳を持つ14歳の少女が、オーストリアからフランス皇太子妃として迎えられた。少女はやがて、ヴェルサイユに咲いた華麗な花と呼ばれ、フランス最後の王妃として断頭台に消える運命にある・・・。フランス革命を背景に、悲劇の王妃の数奇な生涯を、貧しい少女マグリット、サド侯爵、フェルセン、ミラボーなど多彩な人物を配して綴る、壮大な歴史ロマン。

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王妃マリー・アントワネット 下 /遠藤周作 新潮文庫

フランス革命によってヴェルサイユ宮殿の栄華は過去のものとなった。貴族たちは財産を奪われ、特権を剥奪され、次々と裁判にかけられる。王と王妃の処刑を要求する民衆の声は、日増しに高くなって行く。激しい愛を胸に秘め、フェルセンは王妃救出を必死に画策するのだが─。苛酷な運命の中、愛と優雅さとを失うまいとする悲劇の王妃の生涯を、円熟の筆に描き出す華麗な歴史絵巻。

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