こんにちわ 9月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

ダメージ そこからはじまるもの/乃南アサ。家族趣味/乃南アサ。乃南作品、2作。ダメージの方は読みにくかったな。家族趣味は楽しく読めた。こういうホラーっぽいのって得意なのかな。あ、でもちょっと前に読んだおまわりさんの話は面白かったしな。作品によっては好き嫌いが出てしまうという面白い人だなっていつも思います。渡し的には家族趣味はお薦めできます。

江戸の娘/平岩弓枝。長助の女房/平岩弓枝。もう、常連様という感じ。この人読んでいれば間違いなし、というか安心というか。ここへ来て復活の『東吾さま』。古い方から順にと思うのですが、なんか書店に行くと新作を手に取ってしまう。今回のかわせみシリーズも新作だ。面白かった。

 
 

 

ダメージ そこからはじまるもの/乃南アサ 新潮文庫

「まず、傷ついている自分を認める。どんなに好きな人であっても、傷ついて泣いている自分を受け容れること─」。女性の心理を書かせたならピカイチの著者が、あなたを慰め、叱り、元気づける。20代の女性なら誰もが抱える恋愛や友情、人生の悩みに乃南さんが真摯に向き合って語りました。エッセイのようにも小説のようにも読める、そんな深い味わいが魅力の傑作モノローグ集。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

家族趣味/乃南アサ 新潮文庫

人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も・・・。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は? 表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、日常に潜む狂気を抉った直木賞作家の傑作短編5編。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

江戸の娘/平岩弓枝 角川文庫

花の季節、向島から橋場の渡しへ向う乗合船は花見客で混んでいた。そこへ、突然の喧嘩が起こり、小さい舟は大揺れに揺れる。いや、喧嘩を装った舟強盗。船頭に匕首を突きつけ、「くつがえったら一蓮托生、命が惜しくば、有り金残らずそこへ出せ」と舟を揺らす。大店の若い娘がおずおずと財布を渡そうと近づくや、脇差持った大男が手もなく川へ投げ込まれた。「さすが蔵前小町」人々がはやし立てる中で「女のくせに見苦しい」と嘲笑する旗本の次男章二郎。蔵前小町はかっとなり、やがて二人は恋に落ちる。時は幕末、時代の波が二人を飲み込む・・・。

http://www.kadokawa.co.jp/chokkura

長助の女房/平岩弓枝 文春文庫

深川の長寿庵の主人であり、源三郎の下で岡っ引きを長年つとめてきた長助が、お上から褒賞を受けた。町内あげてのお祭騒ぎの中、取り残されたように、一人ぼんやり店番をする女房おえい。が、そのおえいが気になる人物を見かけ、目の前で思わぬ事件がおこる。表題作ほか、「千手観音の謎」「嫁入り舟」「唐獅子の産着」など全八篇。

http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)