こんにちわ。8月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

 最近は読書の時間もめっきり減って、ペースダウンしてます。でも自分の時間の中で楽しく過ごしたいので無理にあれもこれもでなく少しずつ読んでいきたいです。妊婦に悪い本もチャレンジだ〜。

希望の国のエクソダス/村上龍。難しかった〜。いや、高校生が登校拒否、ネットビジネス、そんなん内容は分かるんです。現在の経済の話し頑張って読みました〜って感じです。毎夕ニュースを見てますが、そんなんじゃ追いつかない経済の話、ただもう読み進めていくって感じでした。ただ、高校生が集団で起業していく様子は面白かった。今、ネットで何かって若い人達の代名詞みたいな気がして。こうしてホームページを立ち上げているけれどそれこそこの高校生たちってもっと違うな〜って。実感しましたね。

6月19日の花嫁/乃南アサ。こんなに「止まらない〜」と読み込んでいったのは『東野圭吾さん』の他には最近なかったな〜。記憶をなくした女性が自分探しをしていく。やっぱり事件に巻き込まれて、その中で自分を見つけていく。ラストは何だか読めてしまって、これって堂々巡りでまた始めから読まなくちゃという気にさせるんだろ? そういうのって私の中でちょっとな〜って思っちゃった。ラストはお嫁さん姿が良かったと思うけどな。

働く女/群ようこ。真面目なお話だったな。笑えないし、かといって重くもなくてどんなふうに読んだらいいのかなって迷いながら読んでしまった。せっかくなので同じ『働く女』としてエールをおくりたいんですが。

男体動物〜若旦那に愛をこめて/わかぎゑふ。『若旦那』って面白いな〜って思いました。私の周りには見あたらない『若旦那』の話し。『若旦那』って関西系ですかね。なんかほんわかしてて楽しかったな。

オレンジの壺(上)(下)/宮本輝。佐和子が外国へ渡っていくところ、面白かったな。日記が2つになってちょっと分からなくなって来ちゃった。別の宮本文学にも挑戦してみたいなって思いました。

 
 

 

希望の国のエクソダス/村上龍 文春文庫

2002年秋、80万人の中学生が学校を捨てた。経済の大停滞が続くなか彼らはネットビジネスを開始、情報戦略を駆使して日本の政界、経済界に衝撃を与える一大勢力に成長していく。その後、全世界の注目する中で、彼らのエクソダス(脱出)が始まった―。壮大な規模で現代日本の絶望と希望を描く傑作長編。

http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)

6月19日の花嫁/乃南アサ 新潮文庫

わたしは誰―? 6月12日の交通事故で記憶を失った千尋。思い出したのは、一週間後の19日が自分の結婚式ということだけだ。相手は一体、誰なのか。“自分探し”を始めた千尋の前に、次々と明かされる予想外の事実。過去のジグソー・パズルは埋められるのか・・・。「結婚」に揺れる女性心理を繊細に描き、異色の結末まで一気に読ませる、直木賞作家のロマンティック・サスペンス。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

働く女/群ようこ 集英社文庫

客を思う誠実さゆえに売り上げの伸びない百貨店外商部のチハル。無神経で時代錯誤のオヤジたちに悩まされるベテランOLのトモミ。手抜きのできない損な性分でボロボロになって働くエステシャン、タマエ・・・。その他、ワガママ“大女優”から、ポリシーあるラブホテル店長まで、十人十色の働く女を活写! 共感し、思わず吹き出し、時には少々ホロ苦い。等身大の女たちの奮闘努力に、勇気の出る短篇集。

http://www.shueisha.co.jp/bunko/

男体動物〜若旦那に愛をこめて/わかぎゑふ 講談社文庫

若旦那気質とは何か? と聞かれて一言で答えるのなら「一生懸命なのにどこか無責任でのんびりしている人種」と言うのがピッタリくるだろう。―と言い切る著者が厳選した古今東西の若旦那たち。劇団主宰に女優、演出もこなす才女が、歌舞伎役者をはじめ、なんと競走馬! までを語りとばす痛快エッセイ。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/

オレンジの壺(上)/宮本輝 光文社文庫

佐和子・25歳―とりたてて不幸なことなど何もない、しかし決して幸福ではない。ある日、亡き祖父から残された日記帳を読んだ佐和子は、重大な秘密を知る。パリへ旅立ち、祖父の本当の姿を探し求める彼女は、いつしか大切な何かを追い求めている。平凡な自分に何ができるのか? 佐和子が見つける答えは―。女性のひたむきな成長を描く宮本文学の傑作!。

e-mail:chie@kobunsha.com

オレンジの壺(下)/宮本輝 光文社文庫

パリからアスワンへ。謎を追う佐和子は、亡き祖父の日記帳に隠された真実を知る。大戦へ突き進む時代に生きた、祖父の思いは―。自分とはまったく無縁だった過去の戦争に、佐和子は心を踏み入れていく。祖父とかかわった人々の軌跡を追う旅で、彼女は女性としての豊かさを身につけていくのだった。幸福と人生を問い、深い感動を呼び起こす宮本文学の傑作!。

e-mail:chie@kobunsha.com