こんにちわ。7月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

白夜行/東野圭吾。まず新刊文庫のチラシで知った『白夜行』ですが、値段で驚きました。文庫で1,000円ってどんな文庫じゃ。で、すぐに本屋さんへ駆け込んでなるほど。ぶ、分厚過ぎ・・・。読み切れるだろうかという不安は読み始めてすぐに消え去った。進む進む、どんどん進む。さすが東野圭吾様。次々現れる登場人物のまわりに起こる事件。関係ないようで直線上に並んでいる人たち。その人たちから語られる二人。どこで交わっていくのか全くわからないのに引きつけられ読み進めてしまう。ラストは本を閉じた後にもその内容から離れられず、考えれば考えるほど胸がきゅんと痛くなってしまうような。幸せのなかった二人なのでしょうか。

チグリスとユーフラテス(上・下)/新井素子。何回か書いてるんですが、女性の書いた物ってあんまり好きじゃないんですよね。読みにくいっていうのが私の中にあって。新井作品は初めてかな。やっぱり内容がスッと入ってこないんです。眼が追って文字が頭の中に入っていくときに、内容が拒否反応を起こされて頭の中に入っていかない。そのうちに眼が斜め読みを始めてしまう。読んでも読んでも同じ内容や文字が続くとまどろっこしくてそこにいられない。漫画のような内容なので原作として、誰かマンガにしてくんないかな。

 
 

 

白夜行/東野圭吾 集英社文庫

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―─暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年・・・。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇!。

東野圭吾ホームページ
http://www.keigo-book.com/

チグリスとユーフラテス(上)/新井素子 集英社文庫

遠い未来。惑星ナインへ移住した人類は、人工子宮を活用し、世界に繁栄をもたらした。だが、やがてなんらかの要因で生殖能力を欠く者が増加し、ついに〈最後の子供〉ルナが誕生してしまう。滅びゆく惑星にひとり取り残されたルナは、コールド・スリープについていた人々を順に起こし始める。時を越え目覚めた者たちによって語られる、惑星ナインの逆さ年代記。第二十回日本SF大賞受賞作。

http://www.shueisha.co.jp/bunko/

チグリスとユーフラテス(下)/新井素子 集英社文庫

〈最後の子供〉ルナは、ついに〈ナインの創始者〉レイディ・アカリのコールド・スリープを解いてしまう。四世紀にわたる眠りから覚めた彼女に、ルナは問う。最後の子供と知りながら、なぜ母親は自分を産んだのかと。だが、覚醒したアカリがとった行動は、思いもよらないものだった・・・。生の意味を問い直し、絶望の向こうに確かな希望を見出す、感動の超大作。

http://www.shueisha.co.jp/bunko/