こんにちわ。6月1日 きよみのページです。

 
 
 ここのページではあっくんママこと『きよみ』が読んだ本の紹介です。2週間の更新にあわせて作っています。皆様の読書感想も『bbs』で待ってま〜す。おすすめ本などありましたら教えてください。

封印/黒川博行。ヤクザやさんのお話とは思っていなかったので買ってしまったが、読み始めてしまったーと思った。ヤクザ物って好きじゃないんだよな〜。でも元ボクサーっていう兄ちゃんがまあ格好良くって救われたかな。この作品って、東野圭吾さんのお薦めだったので読んでみたという作品でした。あと「切断」「疫病神」「国境」の中のヤクザの絡んでいない作品を読んでみたい。

単身赴任/清水一行 すげえ奴/清水一行。清水一行さんの「動脈列島」が読みたくて探したんですが無くって「単身赴任」「すげえ奴」の2作を選んでみました。どちらも面白く楽しく読めたのですが、「すげえ奴」は私の壺にピタっとはまりましたね。黒川さんの「封印」より「すげえ奴」の方がハードボイルドな気がした。ハードボイルドで思い出すのは『景山民夫』さん。あの方の作品もはまって読みつぶしましたね〜。笑いありで電車の中で読むのは笑いをこらえるのが必死でしたね。懐かしい。清水一行さんの「動脈列島」も探します。

コンピュータの熱い罠/岡嶋二人。コンピュータという言葉に飛びついた私。初めての岡嶋作品でしたが楽しかったです。女性が主人公って久しぶりの作品の気がして、何か新鮮な感じだったな。ラストが良かったな。主人公が全く違う眼を持って新しい世界に入っていこうとする姿勢、女性としてすっきりしたすがすがしい気分になれたな。

 
 

 

封印/黒川博行 文春文庫

ボクサー崩れの酒井は、恩人・津村のパチンコ店で働く釘師。ある日苦情に対応したが、以後査察や業者の取引中止が相次ぎ、何者かに身に覚えのない“物”を渡せと脅迫され、ついには津村が失踪する。大阪中のヤクザが政治家をも巻き込んで探している物とは何か。酒井は封印を破り、自らの拳をふるって立ち向かう。

http://www.bunshunplaza.com(文春ウェブ文庫)

単身赴任/清水一行 角川文庫

大谷は四十七歳。製鉄会社の仙台営業所長として単身赴任中で、いわゆる“仙台妻”がいる。妻の悦子が急に仙台行きを申し出た時は困惑した。悦子は仙台駅から大谷のアパートへ向かったきり、消息を絶ち、二日後、死体で発見された。(単身赴任)菅原は三十六歳で太平電装営業部長に抜擢された。彼はロサンゼルス支社時代に結ばれた、青い眼の妻の披露もかねて、ホーム・パーティを計画した。招待したのは課長、係長とその夫人。だが直前、その中止を求める匿名の脅迫状が届く。そしてパーティ当日。(新任部長)企業戦士たちが陥ったさまざまな罠を描く、推理傑作集。

http://www.kadokawa.co.jp/chokkura

すげえ奴/清水一行 角川文庫

大正六年、春の嵐が吹きすさぶ千葉県木更津の町に、十七歳の乙幡連三が戻ってきた。没落した生家の借財のために、二年半の間必死に働いて貯めた金を返した夜、連三は女を知る。その後、住み込んだ佐々木瓦店では、独断で三十万枚もの瓦を仕入れてしまうが、五十年来の台風に襲われた東京に船で運び込んで大儲け、傾いていた店を救った。以後も機知と行動力は強運を呼び、次第に頭角を現した連三は、初恋のおけいと結ばれる日を夢見て、幾度もの窮地を乗り換えてゆく・・・波瀾万丈の青春を描く痛快長編!。

http://www.kadokawa.co.jp/chokkura

コンピュータの熱い罠/岡嶋二人 講談社文庫

相性診断によって男女を引き合わせるコンピュータ結婚相談所。オペレータの夏村絵里子は、恋人の名前を登録者リストに見つけて愕然とする。「何かがおかしい」彼のデータを見直し、不審を抱いた絵里子を、正体不明の悪意が捕らえる。相次いで身辺で起きる殺人事件は、増殖する恐怖の始まりでしかなかった!。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/