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ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。
怪しい人びと/東野圭吾。色々なトリックが出てきて楽しめた作品。どれもピリ辛でラストシーンは大きくうなっていた。ブラックの中に事件有り、ユーモアもあって、シリアスの中に不気味さがあって。好きな作品は『灯台にて』。存分に想像力をかき立てられ、読み終わった後は「にへら〜」と笑いが零れちゃいましたね。あ、好き嫌いがあると思いますよ、この作品は。 分身/東野圭吾。さすが!面白い作品。得意分野というか、類似の課題を扱った作品が何編もあるけれど、どれも面白い。双子でなくてそっくりな2人。お互いのきっかけがお互いを導いていく。ああ、と思ったところは自分の若い頃に嫉妬する女性の気持ちがあったけれど、あんなふうに思うかな。いや、きっと女性ならば彼女のように嫉妬せざるをえないだろう女心をうまく表現していたところだ。ああなりうる気持ちがなんでわかったのか不思議だ。 あの頃ぼくらはアホでした/東野圭吾。ん〜、アホがいっぱい。『男子』ってこういう青春時代だったの?と目からうろこだ。作者がなのか一般男子がなのか計りにくいけれど『K少年』の登場で、みなさんおそろいでそうなの? という感じでしたね。だって、あれは作者じゃないんですもんね。 怪笑小説/東野圭吾。楽しかった〜。本当にちょっと視点が変わっていて、事件や殺しが出てこないけれどこんな短編、好きです。老人が見る見る若返っていく様子も、彼の目からしっかり日常や考えが捉えられていて、ここでも『嫉妬』していく様が手に取るようにわかって「なんでわかるんだろう」と不思議に思った。もしや東野圭吾は「天才?」なのでは。 毒笑小説/東野圭吾。ユニークで夢が一杯の短編がたくさん。『誘拐天国』は話が大きすぎていいんです。おじいちゃんたちが大活躍の胸がスカッとするお話、大好き。じ〜んときたのは『つぐない』。誰に償うのか、その謎が解明されていく過程は電車の中ですら鼻水が出てきてしまうほど。こんなに自分のために一生懸命なれるって素敵だなって思いましたね。 |
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