こんにちわ。4月15日 きよみのページです。

 
 
 ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

殺人現場は雲の上/東野圭吾。スチュワーデスが大活躍の短編ミステリー。浪花軍団は関西弁で笑わせてくれたけれど、こちらは標準語でビー子のキャラで笑わせてくれた。東野圭吾さんのHPで「エー子とビー子」と付けたことに後悔するようなメッセージがありましたが、ま、これはこれで面白かったですよ。

ブルータスの心臓/東野圭吾。結局、自分で手がけ開発した『ブルータス』に殺されてしまった拓也。そのセリフは「ブルータス、おまえもか」だと思っているんですが。いつもそうなんですが、序章とかプロローグとか、どこで繋がるんだろうって、それがいつまでたっても見えなくて。全く違うプロローグが2つの時って、そこでパニックに陥ったりして。推理小説読む前からパニクってる私って、やっぱりはめられてますね。

犯人のいない殺人事件/東野圭吾。どの作品も面白く読めた。短編の推理小説って、犯人がわかりやすいのかなって思うのに、そうでもない。長編では味わえない『ぴりり』としたものがあって、本当に楽しい。あと2作品の時に、目をつぶっていままでの短編を思い出してみた。うんうん、覚えてるな〜。手軽に読めて醍醐味が味わえる。東野圭吾ワールドがここにも。

回廊亭殺人事件/東野圭吾。本当に途中で「最後から読もうかしら」という誘惑がまとわりついて困った。「誰が犯人なんだー」と本を閉じるたびに心の中で叫んじまったぜ。それに一々東野圭吾さんの罠にかかっている私なので読み進めていくうちに「まただよ、またはまっちまったよー」の連発。しかし、光文社文庫さんから出ている作品は悲しい結末のものが多い気がする。何で死んじゃうんだー!という・・・。いや、しかし、その方が救われているのだろうか。一人でも人を殺せば『殺人犯』なわけで、そういう人にはやはり「死」で償ってもらうのが一番なのか。

美しき凶器/東野圭吾。妊娠中は筋肉がつきやすい。「流産してはまた妊娠し、トレーニングする」・・・タランチュラという女性は悲しい運命を背負わされた。人体実験・・・。好きな人に愛されていると思い妊娠を繰り返す。しかし、それは彼の計画の一部に過ぎない。事件の裏に隠された彼女の悲運がラストのセリフで切なくなる。「ベイビー」。妊婦のお腹を見て、確かに涙ぐんだのではないだろうか。この翔子さんも女性としてしたたかに生きているな〜、この人も無くしたものは大きかったということだろうか。

レイクサイド/東野圭吾。まさかね。犯人が誰だかわかんないとは。いや、四人の中の誰かなんでしょ? 皆さんは自分の子供が信じられないんですか? と言った俊介さんもドキリ。自分の義理の子には動機があるかも、と疑ってしまう。疑うとは言えないけれど、犯人を特定するとなると色々問題が出てきそう。中学受験にまつわるエピソードが絡んでいるけれど、自分の子供のことになると『くだらないこと』にまで手を染めて行かなくては行けないのかな? 子供を信じるってどういうことなんだろう。

 
 

 

殺人現場は雲の上/東野圭吾 光文社文庫

新日本航空の花のスチュワーデス、通称・エー子とビー子。同期入社でルームメートという誰もが知る仲良しコンビ。容姿と性格にはかなり差がある凸凹コンビではあるけれど・・・。この二人が奇妙な事件に遭遇する。昼間、乗務中にお世話した男の妻が、自動ロックのホテルの室内で殺害されたのだ! 雲をつかむような難事件の謎に挑む二人の推理はいかに?

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ブルータスの心臓/東野圭吾 光文社文庫

産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本とともに、共同で康子を殺害殺害する計画を打ち明けられ・・・。大阪→名古屋→東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした! 傑作長編推理!

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犯人のいない殺人事件/東野圭吾 光文社文庫

親友が死んだ。枯れ葉のように校舎かの屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし・・・。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった!? でも犯人はいる・・・。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編!

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回廊亭殺人事件/東野圭吾 光文社文庫

一代で財を成した一ヶ原高顕が死んだ。妻子を持たない高顕の莫大な財産の相続にあたり、彼の遺言状が一族の前で公開されることになった。公開場所は旅館“回廊亭”。一族の他には、菊代という老婆が招待されていた。だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭で起きた心中事件の真相を探ることだった・・・。その夜、第一の殺人が!? 斬新な趣向を凝らした傑作長編推理

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美しき凶器/東野圭吾 光文社文庫

安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子。かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった彼らには、葬り去らなければならない過去があった。四人は唯一彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、いっさいのデータを消去。すべてはうまく運んだかに思われたが・・・。毒グモ(タランチュラ)のように忍び寄る影が次々と彼らを襲った!迫りくる恐怖、衝撃の真相!俊英が贈る傑作サスペンス!

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レイクサイド/東野圭吾 実業之日本社

あたしが殺したのよ。愛人を殺された夫。妻が犯行を告白する。そして夫は愛人の遺体を湖の底へ─。私立中学受験を控える子供たちの勉強合宿のため、四組の家族が集まった湖畔の別荘でいったい何が起こったのか!?
 あなたは“真相”にたどりつけるか!?〜東野圭吾からの新たなる挑戦状〜待望の書き下ろし長編本格サスペンス!

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