こんにちわ。1月15日 きよみのページです。

 
  ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

 今回、どういうわけか、電車の中で爆睡してました。お正月のだらけがそうさせているのか何なのか。おかげで1冊読み終わることが出来ず3冊止まり。今までは「よく電車の中で眠れるな〜」と横目で眺めていましたが本当に疲れている時ってあるようです。でも、なるべく眠らず、読書の時間に当てたいです。

 

学生街の殺人/東野圭吾。ひとつの事件にからむもう一つの事件。こちらの方がちょっとドキッとする内容だったかな。全体的に古い寂しい感じの雰囲気はその「学生街」のニオイかもしれない。大学を卒業したけれどその先の見えない主人公。脱サラの友人。飲み屋の女性。ビリヤード場に現れる人たちも何か一癖もふた癖も持っている様子が読んでいて誰もが「犯人」に見えてしまう。奥の深い人間模様も見どころ。

ある閉ざされた雪の山荘で/東野圭吾。「舞台」となったペンション。その中で役者達はどのように振る舞うのか。「「舞台」の中の「舞台」」とでも言うべき設定は、ちょっと役者をかじっていた私を夢中にさせてしまった。いや、役者経験が無くても十分楽しめる内容であります。まさかそんな結末が・・・なのですが、内容全体が大きな台本で興味深いお話でした。やっぱりはめられてしまった東野ワールドでしたね。

同級生/東野圭吾。「男の人の気持ち」がよく書かれていたお話ではないでしょうか。自分の気持ちが周りの人に悟られないよう自分を作っていく。それが仇となる。始めから自分の気持ちに素直だったらどうだったか。「妊娠」の一言で彼女との関係が深いものとなってしまった現実に挑もうとした姿勢は勇気のいるものだけど。本当の気持ちを隠して生活している彼がちょっとせつないかな。高校生という危うい世代の気持ちなのだろうか。私の中ではちょっと処理しきれない所もあったかな。

 
 

 

学生街の殺人/東野圭吾 講談社文庫

学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して・・・。第二の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実!

東野圭吾ホームページ
http://www.keigo-book.com/

ある閉ざされた雪の山荘で/東野圭吾 講談社文庫

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女七名。これから舞台稽古が始める。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、一人また一人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

東野圭吾ホームページ
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同級生/東野圭吾 講談社文庫

同級生の宮前由紀子は俺の子を身ごもったまま、そして俺の愛が本物だったと信じたまま事故死した。俺にできる償いは本気の関係だったと皆に告白することと事故の真相を暴くことだけだった。やがてある女教師が関わっていたことを突き止めるが、彼女の絞殺体が発見されるや、一転俺は容疑者にされてしまう

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