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明けましておめでとうございます
ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。
浪花少年探偵団/東野圭吾。電車の中でも小さな笑いが何回もこみ上げてきて、本当に始めから最後まで楽しく読めましたね。浪花の大阪弁が笑いを誘うことも確かですが、東野圭吾さんに似合わずと言うか全く違う一面を見せられて驚いてしまいました。下町の温かさがにじみ出ている文章にほんわかさせられていい気持ちでした。 変身/東野圭吾。「脳」のお話。嫌いな課題ではなく、とても不思議なお話でした。人間の身体はまだまだ未知の領域がたくさんあるんでしょう。「脳」もその一つ。自分でない感覚に徐々に支配されていくとしたらどんな悲劇でしょう。この中で「生きる」ということでもどんなことなのか問いかけています。心臓が停止すれば「死」なのか。脳が行き続く限りは「生」なのか。自分の脳に入れ替えられた別の脳の一部によって、その別の脳に支配されていく様子が悲しく描かれていて、でも最後には本当の自分を取り戻したのではないかと考えなければちょっとやりきれません。何よりも彼女の中では確実に生き続けているわけですから幸せだったのかもしれませんね。 仮面山荘殺人事件/東野圭吾。騙されちゃいましたね〜。本当に。確かに「彼」は犯人ではないんですが、身内の気持ちを考えると彼女が「自殺」なのか「事故」なのか全てを知りたいと思うのは当然かもしれない。それにしてもストーリーの展開からいってまんまと騙されちゃいましたね。まさか、まさかねーとは思っていたんですが、疑っていなかった。なるほどねーと感心しちゃいました。あとがきの解説も楽しく読めました。 しのぶセンセにサヨナラ/東野圭吾。これは浪花少年探偵団・独立編。電車内で薄ら笑いを浮かべながら読んだ第2弾。浪花少年探偵団のあとがきに続編の話が載っていたのでふむふむと本屋さんへ駆け込んだ。あとがきまで読み終えると「2弾の予定はなかったがあまりに好評なので」とあり、「もう書きません」とあった。東野圭吾さんのここでの世界に留まっていられないと言う声を聞いて、かっこいいな〜と思った。確かにしのぶセンセの世界は面白いけれどお手軽過ぎるかな。もう少し重いテーマも好きなのでやっぱりそちらに力を入れて欲しいかな。なんて・・・。 |
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