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ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。
放課後/東野圭吾。読んでいて「ふふ〜ん」と思ったのはこの作品は東野圭吾さんのデビュー作ということなのだ。普通は真っ先に読んでおくべき道を私はどうやらくねくねと曲がった道に入り込んでいるようだ。こんなに何作も読んだ後にデビュー作って結構面白いな〜と、生意気にも思ってしまったわけです。ラスト、助かって欲しい先生、本当の「その犯人」が捕まるまでは死んで欲しくないと願いながらも本を閉じたわけですが・・・。助かったんだろうか・・・。 十時屋敷のピエロ/東野圭吾。読み始めは家系図を描きながら「えっと、娘の・・・婿?」と確認しながら読んでました。こういうのってすっと頭に入ってこなくて、でも誰だかわからないのも嫌なので、これは母、これは従姉妹・・・で、とやっていたわけです。でもすぐにお話に没頭できました。殺人事件もピエロのお話があるせいかあまりリアルな感じでなく、映画を見ているような感じで読めましたね。読者に推理させるのは無理でしょう。ピエロの独白で「この人」と思っていた人物がまったく別の人だという仕掛けがしてあったんです。これって反則じゃありません? ま、そのためのピエロ登場だったのでしょうけれど。それともう一人の「真犯人」。こういうのって好きです。 魔球/東野圭吾。泣けるお話でしたね。高校時代って、独特の感覚っていうかニオイがあって、さらに『野球』というものに全てをかけていた須田くんの生き様っていうにはおしい短い青春。彼は本当に死ぬしか選択は無かったのだろうか。あんまりにも早く走りすぎたんではないか。こう、読んだ後に思い返しても切なくて胸が苦しくなる作品、読んでいる最中にすでに本を伏せたくなってしまう『悲しい』青春物語です。 |
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