こんにちわ。12月15日更新きよみのページです。

  

 
  ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

 

放課後/東野圭吾。読んでいて「ふふ〜ん」と思ったのはこの作品は東野圭吾さんのデビュー作ということなのだ。普通は真っ先に読んでおくべき道を私はどうやらくねくねと曲がった道に入り込んでいるようだ。こんなに何作も読んだ後にデビュー作って結構面白いな〜と、生意気にも思ってしまったわけです。ラスト、助かって欲しい先生、本当の「その犯人」が捕まるまでは死んで欲しくないと願いながらも本を閉じたわけですが・・・。助かったんだろうか・・・。

十時屋敷のピエロ/東野圭吾。読み始めは家系図を描きながら「えっと、娘の・・・婿?」と確認しながら読んでました。こういうのってすっと頭に入ってこなくて、でも誰だかわからないのも嫌なので、これは母、これは従姉妹・・・で、とやっていたわけです。でもすぐにお話に没頭できました。殺人事件もピエロのお話があるせいかあまりリアルな感じでなく、映画を見ているような感じで読めましたね。読者に推理させるのは無理でしょう。ピエロの独白で「この人」と思っていた人物がまったく別の人だという仕掛けがしてあったんです。これって反則じゃありません? ま、そのためのピエロ登場だったのでしょうけれど。それともう一人の「真犯人」。こういうのって好きです。

魔球/東野圭吾。泣けるお話でしたね。高校時代って、独特の感覚っていうかニオイがあって、さらに『野球』というものに全てをかけていた須田くんの生き様っていうにはおしい短い青春。彼は本当に死ぬしか選択は無かったのだろうか。あんまりにも早く走りすぎたんではないか。こう、読んだ後に思い返しても切なくて胸が苦しくなる作品、読んでいる最中にすでに本を伏せたくなってしまう『悲しい』青春物語です。

 
 

 

放課後/東野圭吾 講談社文庫

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将―犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が・・・。乱歩賞受賞の青春推理

東野圭吾ホームページ
http://www.keigo-book.com/

十時屋敷のピエロ/東野圭吾 講談社文庫

ぼくはピエロの人形だ。人形だから動けない。しゃべることもできない。殺人者は安心してぼくの前で凶行を繰り返す。もし、そのぼくが読者のあなたにだけ、目撃したことを語れるならば・・・しかもドンデン返しがあって真犯人がいる。前代未聞の仕掛けで推理読者に挑戦する気鋭の乱歩賞作家の新感覚ミステリー

東野圭吾ホームページ
http://www.keigo-book.com/

魔球/東野圭吾 講談社文庫

九回裏二死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた!すべてはこの一球に込められていた・・・捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理

東野圭吾ホームページ
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