ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。 いよよ華やぐ(上・下)/瀬戸内寂聴。寂聴さんの本は読んでみたいと思っていました。91歳の女性が『いよよ華やぐ』とはどんなお話なのか。興味がありました。読み始めて思ったのは「なんて色気のあるお話なんだろう」ということです。いやらしいHな本という意味ではなく、女性らしさが柔らかく匂ってくるようなそれでいてそのしぐさがリアルな感じ・・・を受けました。どーいうこっちゃ。とにかく読み進めていくうちに女性としての「自分」を引き出してくれる気がするんです。女らしさや強さ。柔らかさや甘み。時には主人公の阿紗女の想いが胸一杯に広がってきてしまうことも。小説の中では91歳の女性が主人公ですから、出てくる女性はみんな「若い」んです。女の人って30歳、いや40歳からなのか。とか、これからまだまだ自分を磨けるぞと先の未来が明るく楽しくなるようです。いよよ華やぐ。私もまだまだこれから磨きをかけていきたいと思います。 この病をも賜として/三浦綾子。実は、いよよ華やぐ(上)を読んだ後、さて下巻と思っていたのに持ち忘れてしまって急遽キヨスクで買い求めた物。日記になっていてキリスト信者の彼女のその時の聖書の言葉や気持ちが書かれています。日記なので斜め読みしてしまいましたが、時折気に入った節が出てきて心が柔らかくなりました。 寂庵説法/瀬戸内寂聴。いよよ華やぐで『寂聴』さんにはまってしまった私ですが、実は尼さんである彼女にも興味があったので、説法を読んでみる気になりました。お寺で聞く和尚さんの「説法」が割合私に合っている気がするんです。『死』についてはとても難しいんですが、子供がいる私には涙無くしては通れない頁があり、鼻をすすりながらの読書となりました。この小さな子を置いては逝けない、また、先に逝かせてもいけない。しかし、生があれば死がある。矛盾しているようなこの仕組みに命の尊さを感じます。本当はそんなに深く考えられないんですけど。 名探偵の掟/東野圭吾。電車の中でクスクス笑いが絶えない1冊でした。色々なトリックが出てくる探偵本。1冊で全てのトリックのお話が覗けるという趣向。名探偵役とボケ刑事役の舞台裏でのお話は実に愉快。犯人探しではトリック探しの本というべきでしょうか。とてつもない発想で犯人が暴かれます。難事件をばっさばっさと解決していく様は読んでいて気持ちがいいというか、笑っちゃいます。 |
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