こんにちわ。11月1日更新きよみのページです。

 

ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

眠りの森/東野圭吾。電車の中で泣きながら本を読んだのは本当に記憶に乏しい。初めての経験かな。彼氏の処へ別れを言うのに乗った電車内では本当に涙が、何もしないのに次から次へと溢れてきて。そんな経験や、人目もはばからず笑っちゃったのは今は亡き“景山民夫様”の本。フランダースの犬は部屋で読んでいて大泣き。・・・と考えても今日の経験は数少ない体験だ。バレリーナとの恋愛を成就させてあげたくても相手がダンサーではね〜、それを見事に、これは不幸中の幸いなのかしら。いやいや、結ばれて良かったと同時に彼女のラストの舞台は本当に素晴らしいものだったのでしょう。本当に裏切りはないラストにこれまた感動の嵐でした。

どちらかが彼女を殺した/東野圭吾。本当にどちらが殺人を起こしたのでしょう。女か男か。始めから2人に絞られているのにわからない。読み終えた後、「犯人は誰なんだー!」と頭に??????が一杯に。この本が出た時に出版社に「犯人は誰ですか」という質問が殺到したそうだが、本当に電話をかけてしまいたくなる。「東野圭吾vs読者」という推理小説って感じか。んー、探偵にはなれそうもありません。

パラレルワールド・ラブストーリー/東野圭吾。とてもせつないラブストーリー。読み始めから違和感があって、それがリズムに乗っていて気持ちいい。小さな違和感がだんだん大きくなっていって『事件』と結びついていく。今の彼-敦賀崇史は現在の彼か、記憶前の彼か・・・。そんな狭間に翻弄されずに読み進めていく。見えそうで見えない彼の記憶と同じ手応えが感じられもどかしい。読み終わってもリピートしていく感覚にとりつかれ、また初めから読み始めてしまいそうになる。ラストはきゅんと胸がしびれる。こんなきゅんとするラブストーリーってきっとこの「パラレルワールド」から逃げられない。

人質カノン/宮部みゆき。東野さんが続いちゃったんでちょっと頭を休めようと選んだ宮部みゆきさん。この人の作品はやっぱり時代物が私は好き。この本1冊についてはちょっと残酷すぎる気がした。そういう世の中なのでしょうか。

 

眠りの森/東野圭吾(講談社文庫)

美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。

東野圭吾ホームページ
http://www.keigo-book.com/

どちらかが彼女を殺した/東野圭吾(講談社文庫)

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

東野圭吾ホームページ
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パラレルワールド・ラブストーリー/東野圭吾(講談社文庫)

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真相」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜る闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。

東野圭吾ホームページ
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人質カノン/宮部みゆき(文春文庫)

「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。

宮部みゆき公式HP-大沢オフィス「大極宮」
http://www.osawa-office.co.jp/