こんにちわ。8月15日更新きよみのページです。

ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

 平岩弓枝さんの作品は他にも読んだ記憶があるが、こんなに良かったかな〜と思った。一番始めの作品の「横浜から出てきた男」がはまり、あとはするりと面白く読めた。御宿かわせみ二十二となっていてシリーズもののようであるが、知らずにこれを手にとってしまった。これはもう少し読んでみたいシリーズかなと思った。

 宮子あずささんは始めての本。もしかしたらドラマ化になったかな?。他にも看護婦を題材にしたというか、この人自身が看護婦であるので作品も迫力がある。看護婦という難しい立場できちんと患者さんと接していく難しさが読んでいて痛いのだ。私だったらと置き換えられない。『生命を愛する看護婦たちの物語』と副題がついているが、難しい仕事だなと読んだ。

 きらきらひかる もうちょっと期待したんだけどな。夫に抱いてもらえない妻の欲求不満物語みたい。なんかもうちょっとね。少女マンガのような軽い展開に物足りなさがあったな。

 二重生活 どちらの方も知らなかったけど、同じ名前で手に取ってみた。やりたい心理作戦はわかったけど読み手を惑わせようとしすぎてないかな?読み終わった後何かしっくりこないのは何故かな。もうちょっとすっきりした形で読み手を罠に誘った方がいっかな?どうかな?。

清姫おりょう/平岩弓枝(文春文庫)

轟く雷鳴の中、材木問屋の女主人が惨殺された。この殺人と宿屋を狙った連続盗難事件の陰に、いま江戸で評判の祈祷師、清姫稲荷のおりょうの姿がちらつく。果たして、その正体は? 表題作ほか、「横浜から出てきた男」「穴八幡の虫封じ」「阿蘭陀正月」など全八篇を収録。旅籠「かわせみ」を取り巻く人人の江戸情緒豊かな人情捕物帳。

http://bunshun.topica.ne.jp/main.htm

内科病棟24時/宮子あずさ(講談社文庫)

最期まで自分らしく、よりよい人生をおくりたい。生と死が交錯する病棟生活で、人は否応なくありのままの自分を見つめる。投げやりな人、一生懸命な人、愚痴ばかりいう人。極限状態でも笑顔で患者と生きる看護婦たちの姿を現場で働く著者が描く感動のセミノンフィクション・ノベル。「看護婦たちの物語」改題。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/

きらきらひかる/江國香織(新潮文庫)

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいであるb。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全て許し合って結婚した、筈だったのだが・・・。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上がる誠実、友情、そして恋愛とは?傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

二重生活/折原一、新津きよみ(講談社文庫)

わたしを裏切った男と侮辱したあの女は絶対に許せない!ふたり同時に復讐するには、あの方法しかないb男に妻も子どももいると知った愛人の心に燃えたぎった嫉妬と殺意。重婚をテーマに男女の息づまる駆け引きをスリリングに描く多重心理ミステリー。折原一・新津きよみ、おしどり作家、初の合作が実現!

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bunko/