こんにちわ。6月15日更新きよみのページです。

ここのページでは『すくすくあっくん』以外でのかあしゃんこときよみについてのページになっております。子育て以外のお話(のつもり)です。

最近、電車の中で「本を読んでる人」が少なくなったような気がするな。いいとか悪いって言うんじゃなくて、半分くらいの人たちは『ケータイ』でメールをチェックやら送ってるんだか。それも若い人達ばかりでなく中年層の人たちまで。会社関係なのか、おばさま達に関しては誰とコンタクトをとっているのやら。不思議なこーけーだなーと見入っちゃうんです。ある学生のお話では「今どこ?」「新宿」そんなやりとりがなされているとか。暇だからメールを打つっていうのは今の流行なのか、それともそういう社会なのか?。

メール人口に紛れて読書にふける電車内。文庫を読んでいる人を見ると何故かホッとする。ホッとしちゃったんだな。何故だ?活字離れを防ごうー、メールも活字?そっか。お手紙は書けないけどメールは送れる。なるほど。いいとして。

渡辺淳一さんは『医師出身の著者ならではの視線とストーリー展開』で医療の難しさにも少し触れているかな。だれが犯人で悪者という見方より表と裏の見方ってありますよね。こっちから見ればあっちが。ちょっと考えさせられるものがありました。

藤堂志津子さんは後半の別冊扱い『遊び心あふれる「とうどう・しづこ」責任編集「女がつくる男の雑誌」』が結構気に入って読みました。エッセイというのはその人の考え方など様々なので参考程度にしていますが、後半の遊び心は思う存分遊んで書いているんではないかというくらいこちらも遊ばせてもらった。楽しかった。この人の恋愛小説を読んでみたいな。なんかいつもエッセイなんだな。

森村誠一さんはテレビでも活躍なので御存知の方も多いかな。読み手をぐいぐい引き込んでいく書き方っていうんでしょうか、一気に読めます。松本清張さんを思わせる感じがあると以前知人から言われたことがあったのを思い出しますが、そうなのかなー。あまり気にしていなかったんですが。

脳は語らず/渡辺淳一(新潮文庫)

週刊誌記者・池谷は、脳にメスを入れるロボトミー手術によって夫を廃人にさせられた、という女性からの訴訟を取材するため関係者を追う。池谷は病院のでたらめさに義憤を感じ告発記事を書くが、次第に複雑な人間関係のベールが一枚一枚剥がされる。医師出身の著者ならではの視線とストーリー展開が冴える。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

男の勘ちがい女の夢ちがい/藤堂志津子(新潮文庫)

「結婚したい」と言いつつ、結婚しない女たちの本音とは?男は女のどこを見るか?そして、私の結婚の条件-人気の恋愛小説作家である著者が、男と女の微妙でミステリアスな心の内を、裏の裏まで徹底解剖。世間体などかなぐり捨てて、自らの体験も交えつつ語る、ちょっぴり辛口エッセイ集。

http://www.shinchosha.co.jp/bunko/

死定席/森村誠一(徳間文庫)

女の寄生虫として生きる弦間康夫の前に絶好のカモが現れていた。そんな折、弦間の情婦のウェイトレスが妊娠した。「あなたの子が出来たの」。次第にせり出す腹に弦間はついに女を扼殺、沼底に沈めた。それが手始めだった。さらなる殺人を犯しながら野望の階段を上がっていく男を待ち受けていた「死定席」とは?

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