「臨月」ってすごいぞ

『スペース・オペラ』45号です。

 

 今のところ「母子家庭」と化している生活は楽しいぞ。と開き直ってしまった「忍」の生活ですが、不思議なものであと1カ月と秒読み段階に入ってくると肝が座ってくるというか、そのことだけが頭の中を支配するというか、ハッキリ言って「臨月」ってすごいです。ただ、それだけなんですけどね。

 いや〜、予定日2月27日の3月以降に生みたいと願いつつ日々、大きくなるお腹を抱えて「会社」通いしております。出てくる子は「男の子」なので、「あつやくん」と、名前も決めてしまいました。
 さてさて、妊婦の皆様。お身体の具合はいかがでしょうか。無理はいけません。無理は絶対に。彼氏が何と言おうともくじけず生きていきましょう。「母子家庭」なんだと割り切って、お腹の赤ちゃんのことだけを考えて「ぽよぽよ」しているのって、いいかも。血がつながっているだけで「おやじ」なんて呼ばせられないぞ! ということだけ分かっていればお母さんは子どもを守れるはず。

 ・・・というのが私の今持っている答え。

 母は強し、赤ちゃんも強し・・・かな。

  

 

まついなつき/笑う出産

ひたすら眠いつわり、“秘密の花園”母親学級、15万円分の母乳・・・。いきなりの無計画解任から、引っ越し、入籍、出産、子育てまで、マジメな人には耐えられない、マンガと文章で綴る感動の爆笑妊婦日記。

 

 

 今月の「笑う出産」はこの「まついさん」の考えと似ているところがあって、楽しく読ませてもらった1冊です。
 私もこの世の中に自分の子どもを生み出すのはイヤだなってずっと考えていたんです。住み難くなっていく日本、問題だらけの世の中に自分の子供を残すことは出来ない、不良に囲まれて死ぬ〜!って。でも、好きな人の子供を妊娠しました。私でも妊娠するんだな、と変な気持ちと同時に、女性に生まれてきたんだなと改めて自分を「女」と認識しましたね。子供がお腹の中で大きくなって行くにつれ、予定日が近くなるにつれて、子供には子供の生き方があって、その子は未来を切り開いて生きていくんだ、教えて教えられて、その子と一緒に成長していくのは私なんだ。って思ったら子供って偉大な存在なんだなって気付いてさ。自分が気持ちよくなってさ。これからの偉大な存在を生んで育てて、自分も一回りも二回りも大きくなって親子で高め合っていくってさ、生きていく上で楽しみかな〜、なんてさ。
 気持ちいい〜感じがしませんか。
 

毎月1日発行の『スペース・オペラ』、これからもよろしくお願いします。

1999.2.1.Vol.45